先日、フクロウを撫でる経験をしました。
大きなワシミミズクは、とても美しく立派で、撫でるというよりは「撫でさせていただく」という感じでした。
ふわふわとした外見は可愛らしい感じもしますが、その足は捕食者である猛禽類らしく、素晴らしい鉤爪を有しています。
また、表面の羽は大ぶりで触れてみると硬い感じですが、内側には柔らかく繊細な羽毛が隠れていて、「なるほど、これによって野生では寒さを生き抜いているのだな」と知ることができました。
野生の個体を観察したいところではありますが、なかなかそういうわけにはいきません。
それでも、図鑑の写真を眺めているよりは、やはり本物を知る機会が大切だと思うのです。
樹木医・中村