御見積作業にお伺いしたお客様よりお褒めの言葉を頂きました。

お褒めの言葉を頂いたのは樹木が大好きな樹木医の中村でした。

本人にお褒めの言葉を頂いたので何が違ったのかを尋ねましたら、なんと以前の職人と同じ答えが返ってきました。

「いつも通り丁寧に1本1本の草木の状態を見ながら本数を数え御見積しました。」

と普段と同じで特別な事を行っていないと言うのです。

では何故お客様が喜ばれたのかを知りたくなりお客様とのやり取りを聞きました。

わかったのはお客様は他の会社にも御見積をお願いしていて、その営業の方は大雑把に数を数えて積算をした様です。

中村は1本1本丁寧に見ていき、このお花はどうしますか?などを聞いた様です。

その聞いたお花などがお客様が大切にされていたようでして、それをお尋ねした事が凄く喜んで頂けたようです。

中村は私との面談で、お客様のお庭に入る時に一礼をして出る時にも一礼をする事が多いと話をしていました。

昔お庭は神聖な場所とされていた事と、なんと言っても。。容姿からはわかりにくいのですが中村は中学から大学まで剣道を行っていました。

中学の頃は部長で大将でした。日本の武道を長く続けているので自然と一礼をしているようです。本人は特別な事を行っていないと思っています。

私はある教育者から教えて頂いた事を思い出しました。

教育とは根競べである。指導しつづけ言いつづける事。そして習慣化された時にその事に対しての教育の最初の目的が終わる。

そして私は環境整備と同じく習慣化されて無意識に近い状態で行える事に対して意図と意思を持って行う事が更に良い状態になると感じています。