オリーブの木に付く害虫です。
オリーブ3大害虫と呼ばれる中の1種で、幹に直接被害がある虫です。
幹の半分下ほどの根元と付近に小さな穴が開いているのを見かけたら
オリーブムシの仕業です!樹皮を剥がし幼虫の食い跡や幼虫がいないか観察してください。
成虫は、落ち葉の影などに隠れている事が多いです。
樹皮と同じ色をしていますのでなかなか見つけにくいかもしれませんが、注意深く探してみてください。
樹木医中村が見つけたオリーブムシ!
刺すなど人に害はないです。
【駆除方法】
先ずは、見つけたらすぐ捕殺してください。
薬剤による駆除は、連続して使ってしまうとオリーブムシが耐性をつけてしまいます。
4~8月の間に散布します。散布回数は3回以内として、再度使用する場合は他の殺虫剤を試すなど
工夫する必要があります。
主だった薬剤:スミチオン乳剤
実を収穫する場合は、収穫の21日前までに散布し終えましょう。
【駆除後のケアも大切】
駆除したあとの手当も大事です。
被害に遭った樹皮の裏側が食い荒らされ、露出してしまい病原菌に感染してしまうからです。
駆除が済んだら、食害跡に癒合剤や防腐剤を塗ってあげましょう。
●オリーブ3大害虫●
★オリーブアナキゾウムシ
★ハマキムシ
クルっと巻かれた葉を見つけたら、葉ごと速やかに取り除いてください。
★スズメガの幼虫
食欲旺盛!黒くて丸い糞が目印です。見つけ次第捕殺しましょう。
早期発見、早期対応することが被害の拡大を防ぐ何よりの方法です。
毛虫のように人には被害はないですが、樹木には多大な被害となります。
被害が拡大する前に、専門家へご相談ください。
樹木医中村監修
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